2013年12月21日

「美しい町」はできたか  産業社会から抜け出た景観重視の建物/サッポロは七色になるか




札幌市の駅前通りにある商業ビル、コスモビル(中央区南2西4)の店舗名が20日、「コスモ」から「札幌ナナイロ」に変わった。

慣れ親しんだ「コスモ」の名前が消えるのはさみしい。
1969年に竣工の建物で、開業当初は、店舗部分の最上階には当時のデパートにあったような大衆型レストランや飲食店があった。



日本経済新聞によると、昨年2012年11月か10月に、ドン・キホーテが100%出資する日本商業施設株式会社が、土地と建物を買収した。ビルの運営会社の株式も取得して、社長を送り込んでいる。

全国に「〇〇ナナイロ」という商業ビルが誕生している。

コスモの核テナントだったユニクロは、2013年4月に北隣の丁目にあるビヴォ(旧セントラルビル、南2西4)に移転している。

エイトビル(南3西4)もいまは「アルシュビル」と名前が変わっている。どこが何と言うビルだったのか分からなくなる。それだけ時代が移ろっているのだろうが。

ドンキ・ホーテ札幌店が入居するサンデパートビル(南2西3)は、1962年の竣工。築後50年を超える。すでに再開発準備組合が総事業費約150億円で、最終策定中。2015年度着工、2017年度竣工のスケジュールはできている。

コスモビルは築後44年。ドンキ・ホーテはどういう戦略を持ってくるのか。



1972年の札幌オリンピックは、札幌の町を変えた。五輪のテーマソング「虹と雪のバラード」の河邑文一郎さんの歌詞には「町ができる 美しい町が」という部分がある。

札幌は自然に恵まれている点では「美しい町」だが、人工的な構造物という点では「美しい町」とはいえない。
街のたたずまいを美しくするためには、現在の重厚長大型で画一的なデザインの建物を避けて、特長的な建物群を配備する必要がある。

札幌を代表する時計台が、「日本3大がっかり観光施設」と言われるのも受け止めないといけない。高層のビルに囲まれて、景観的には台無し。「3大がっかり」はブラを「寄せて上げた」ような写真で、ごまかさせてしまった観光客の声ともいえる。

屋外看板広告を全廃にして、地区ごとに配色・高さを統一するなどの景観的な工夫が必要だ。

超高層マンションが増える中、無味乾燥な建物ばかりでなく、札幌らしいと呼べる建物の存在が望まれる。
たとえば、雪の結晶(六花)に似せて六棟の寮が広がる北大の恵迪寮とかのデザインは好例といえる。行政的な誘導も必要だと思う。

かつての「リトル東京」から脱して、東京基準ではなく世界基準からの街(町)づくりが望まれる。

◆♪「虹と雪のバラード」トワ・エ・モア
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ASdYIxiTRPs


(了)

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posted by びとう さとし at 16:12| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 札幌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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