【6月7日(日)に飲酒運転根絶をめざすシンポ開催 北大アルコール問題対策委】
北大生らでつくる「北海道大学アルコール問題対策委員会」は、北大祭最終日の06月07日午後1時から「飲酒運転のない北海道をめざすNDDシンポジウム」を北大医学部学友会館「フラテ」大ホールで開く。参加無料で、市民や学生らに広く参加を呼び掛けている。
アルコール問題対策委員会は、北大生にも過去に飲酒運転の死亡事件の被害者と加害者がいたことを知り結成され、「北海道飲酒運転撲滅条例」の制定を目指して活動をしている。
NDDは、「ノー・ドランク・ドライビング」(ダメ!飲酒運転)の略。
シンポジウムは、北海道交通事故被害者の会・北海道飲酒運転根絶連絡会との共催。
基調講演では「飲酒運転死傷ゼロに向けて〜条例制定の意義と課題〜」と題して、愛媛大学法文学部の小佐井良太准教授が、福岡県で全国初の先駆的な「飲酒運転撲滅条例」制定(2012年)にこぎつけた事例などを紹介する。
特別報告として、2004年に飲酒ひき逃げ事故で長男(当時31歳)を亡くした福岡市の松原道明さんが、当時飲酒運転ワースト1だった福岡県で条例を実現した取り組みの道のりを語る。
北海道での飲酒運転撲滅条例制定を求めて、道内遺族である江別市の高石洋子さんが現状の報告と遺族の声を訴える。高石さんは「飲酒ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族関係者全国連絡協議会」共同代表を務める。
シンポジウムの最後には、「道条例に望むこと」をテーマに会場討議する。
冒頭あいさつは、自民党道連幹事長で道議の柿木克弘さんが行う予定。
会場の「フラテ」大ホールは、北15条西7丁目。地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩10分。北13条門からイチョウ並木のT字路を右折、噴水のあるロータリーが目印。
(了)